ジョジョの話

日本からジョジョの文庫版を持ってきた。

スペインに来るまでずっと買い続けていたものだったので、日本に残しておくのが忍びなかったのである。

夫にも

「お読み」

と勧めたところ、意外とハマったようである。

 

日本語があまりわからなくても、漢字と絵でなんとなく内容がわかるようで

特に3部がお気に入りである。

承太郎がいいらしい。

 

私は個人的に7部が一番好きなので、早く7部に興味を持ってくれないかなあと思っていたが、夫は4部まで読み進めたところで

「なんかややこしくなってきて、読むのしんどいから休憩」

と言って5部以降読むのをやめてしまった。

なんやねん、はよ読めや

と思っていたが、夫は3部のダービー(弟)がボコボコにされる所と、4部の山岸由花子がブチギレるところばかり読みかえしていた。

 

が、先日突然5部をパラパラめくり出し

よりによってメローネのところを読みはじめ

「このスタンドなんなん?」

と尋ねてきた。

「これは…ベイビィ・フェイスだよ…」

「それはわかる。俺はカタカナ読めるからな。で、何するスタンドなん?」

「女の体から産まれる…学習する…」

 

結局うまく説明できず、夫は5部を読むのをやめてしまった。

とても悔いの残る結果である。

 

でもなんでよりによってベイビィ・フェイスなのか。

もっと、こう…グレイトフル・デッドとか聞いて来いよ。

でもズッケェロの船のとことかじゃなくてよかったのか。

 

今夫は

「なんか徐倫カッコイイから、6部から読もうかな」

と言っている。

6部のアレをスペイン語で説明できる自信は、全くない。