Día Internacional de la Mujer

3月8日は国際女性の日であった。

マドリードでもストやら行進やら、女性の日にちなんだイベントやら目白押しだった。

 

以前スペインで仕事をしていた時、2人の女性従業員から、国際女性の日のストに参加するため、その日は仕事を休む、と連絡があった。

当時の彼女たちは育休の後の時短勤務で、残業、出張などが全くできないため、私含む他の3人の従業員で仕事を回していた。

職種の関係から日本の年度末の影響を受けることがあり、3月ともなると深夜3時に仕事が及ぶことや、全員毎週出張という恐ろしいスケジュールになることもあったが、特に文句も言わずにこなしていた。

 

ストに参加する女性従業員は「この職場に不満があるわけじゃないんだけど、まだまだ不平等な扱いを受けている女性のために立ち上がりたい」とのことだった。

 

それを聞いて、理性ではこれまでの女性たちのそういう活動が身を結んで、今の私が恩恵を受けている部分もあるし、ストだって大切な事だと理解できたのだが、いっぽう感情の部分では、「どこにいるか分からん虐げられた女より、今目の前にいる虐げられてる女を助けろよ」と思ったのである。

 

彼女たちは3月8日しっかり休み、私はその分残業をした。